タイ科学技術博覧会2024にて本学COI-NEXTのワークショップを開催

掲載日:2024-9-3
ニュース SDGs
  • 12. つくる責任、つかう責任
  • 14. 海の豊かさを守ろう
  • 15. 陸の豊かさも守ろう

 8月16日から25日にかけて,タイ・バンコク近郊のインパクト・エキシビション・アンド・コンベンションセンターにおいて,タイ科学技術博覧会(National Science &Technology Fair) 2024が開催され,理工研究域生命理工学系の竹内裕教授の監修のもと,本学COI-NEXTの研究成果をもとにした「ネイチャーポジティブわくわくビジネスコンテスト」の実演・展示を行いました。
 この博覧会は,タイ科学技術省,タイ国立博物館などが主催し,タイ全土から小中高生を中心に約20万人が訪れる一大イベントで,本学は毎年出展を行っている日本学術振興会(JSPS)バンコク研究連絡センターのブースに参加しました。
 ブースでは,実演補助として理工学域生命理工学類2年の岡村駿平さんが参加し,本学国際交流協定校のプリンスオブソンクラ大学,チュラロンコン大学の協力のもと,来訪者と魚やカニの体の作りを調べたり,水中マイクで魚の声を聴いたり,フィッシュレザーとバイオプラスチックで名札を作るなどしながら,自然資本や循環型社会を大切にしたビジネスアイディアを共に考えました。ブースには終始大勢の子どもらが訪れ,興味で瞳を輝かせながら,タイ文字を使ってビジネスアイディアを書き起こすなど,積極的に実演に参加する姿が見られました。
 このワークショップは,石川県内の高校などでも実施実績があるほか,今年10月から本学大学院自然科学研究科において開始される,国費留学生と日本人学生がともに学ぶ「ネイチャーポジティブ社会を共創的に先導するバイオロジストとバイオエンジニアの育成プログラム (Program for Biologists and Bioengineers who Leads Nature-Positive Society with a Special Emphasis on Co-Creation)」としても展開される予定です。これらの取り組みにより,未来を担う世代にネイチャーポジティブの感覚が醸成されることが期待されます。

(関連リンク)

金沢大学COI-NEXT

  • フィッシュレザーとバイオプラスチックで名札作成する様子
  • ネイチャーポジティブなアイディアを考えるタイの生徒ら
  • 大盛況の出展ブース
  • タイの生徒らに説明する竹内教授(右)
FacebookPAGE TOP