8月7日,公開講座「調理の科学」を開講しました。
はじめに,理工研究域物質化学系の国本浩喜教授が,調理の過程で変化する色,固さ,形状の変化は食品に含まれる物質の変化であることを説明しました。続いて,北陸学院大学短期大学部の新澤祥恵教授による実験では,加賀野菜の金時草に含まれるアントシアンの色の変化を確認。その後,受講者はまんじゅうの餡の隠し塩による甘さや,油の含有量が異なるクッキーの風味の違いを試食して確かめました。
講座は,この日採取して作られたハーブティを試飲しながら終始和やかな雰囲気の中で行われ,受講者は,調理を科学的に捉え,加工や調理法を工夫することで「おいしさ」や「栄養」をどのように引き出せるかについて理解を深めました。
主任講師:理工研究域物質化学系教授 国本浩喜
会場:サテライト・プラザ