マレーシア マラヤ大学 

掲載日:2024-7-16

マラヤ大学

2023年度 アジア〈マレーシア〉

H.N.(人間社会学域国際学類 4年)

私は、20229月~20233月までの1学期間、マレーシアの首都、クアラルンプールにあるマラヤ大学に留学しました。私の留学の目的は、①英語力を向上させること②多様な背景を持つ人と交流して、たくさんの価値観を知ること③様々な人生観に触れ、自身のキャリア観・将来像を深めること、の3点でした。そこで、公用語として英語が話され、マレー系・中華系・インド系など様々な民族が共に暮らしているマレーシアに関心を持ちました。

事前準備

留学前の準備には、高いGPAを取ること、IELTSの勉強、派遣留学・大学の選定、ビザの申請、現地の寮の申請、履修登録、パッキングなどがありました。準備をするうえで大切なことは、早め早めに取り掛かることと、周囲を頼ることだと思います。特に、ビザの申請は複雑で数か月間かかりました。また、寮の申請や履修登録、交流イベントへの参加申請などは、先着順であることが多く、期限ギリギリに申請しようとして失敗したことがありました。そのため、期限まで余裕があると思わず、留学推進係の方や先輩に相談しながら、すぐに手続きを進めると良いと思います。

大学の授業について

留学生が受講できる授業は、基本的に英語で開講されています。授業資料や課題、プレゼンテーション、試験などは全て英語でした。授業中、教授がマレー語で説明する場面もありましたが、一緒に受講していた現地の学生がフォローしてくれました。

また、授業は2時間の講義と1時間のチュートリアルで構成されていることが多く、1つの授業につき、1週間のうちに3時間の授業があります。金沢大学とは異なる授業スタイルなので、履修登録の際、授業時間が被らないよう注意が必要です。チュートリアルでは、英語でディスカッションやプレゼンテーションを行います。

課題については、1つの授業につき2回以上、エッセイを書く課題がありました。また、チュートリアルのために毎週20分ほどのプレゼンテーションをグループで準備するなど、課題量の多い授業もありました。図書館や食堂など設備が充実しているので、大学内での自習もおすすめです。

課外活動について

マラヤ大学では、映画鑑賞会やアウトドア活動など、留学生向けのイベントがとても充実していました。世界中から集まる留学生と交流できる機会がたくさんあります。

交流イベントの他に、クラブ活動やボランティア活動にも参加できます。クラブ活動には、留学生向けのものもありますが、現地の学生が主体となっているクラブに連絡を取って所属することもできます。ボランティア活動については、教授や友人の誘いで、市民農園や先住民コミュニティでのボランティアに参加することができました。

生活について

衣食住に関して、マレーシアは年中暑いので、服は夏物だけで問題ありませんが、店内などはエアコンが効いていて寒いので、羽織があると安心です。食事は、マレーシア料理、中華料理、インド料理、韓国料理などたくさんの種類のレストランがあり面白いです。水道水は飲めないので、ミネラルウォーターを買う必要があります。学生寮にはエアコンが無く、トイレやお風呂が共用であることが多いです。最も設備が整っているInternational Houseという寮がおすすめですが、人気で定員がすぐに埋まってしまうので、なるべく早く申請を済ませると良いです。学生寮以外に、コンドミニアムを借りて友人と共同生活をしている人もいました。

交通事情については、公共交通機関がとても安く、バスや電車は近場までの移動だと、100円前後で利用できます。また、GrabAirAsiaなどの配車サービスも充実していて、友人と乗り合いをすると、公共交通機関より安く移動できることもありました。また、周辺の東南アジア諸国に行く航空券が安いので、週末や休み期間を利用して旅行に行くのも良いでしょう。

クアラルンプールは都会なので、治安も良く安全に生活できますが、何か困ったことがあれば、現地のバディの学生に相談してみると良いと思います。

最後に

マラヤ大学での留学生活を通して世界中の学生と交流し、たくさんの刺激を得て、人の温かさにも触れることができました。私は半年間の留学のために1年間多く在学しましたが、留学を経験できて本当に良かったと思っています。迷っている方がいたら、ぜひ勇気を出して一歩踏み出してみてください!

プトラモスク

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ツインタワー

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授業での集合写真

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日本のお正月パーティーを行ったとき

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中国太鼓のクラブ活動の発表

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