ビクトリア⼤学
2024年度 短期・その他 北米〈カナダ〉
(期間:2024年9月2日~9月28日)
体験報告
<国際学類3年>
私は高校時代にコロナの影響で海外に行く予定がことごとく潰れてきたこともあり、この留学が初めての海外経験になりました。この留学を通じて、一番の変化は海外に行くことや海外の人と話すことへのハードルが低くなったことです。今までは日本から出たことがなく英語力にも自信がなかったので、留学したい気持ちはあっても不安から前向きになれませんでしたが、現在は英語がペラペラに喋れることよりも、自分がマイノリティになる経験や、知らない文化や景色に触れて新しい考えやものの見方を持つことが留学をすることの意義だと感じています。英語で話すことの難しさは学校よりもホストファミリーとのかかわりの中で多く感じました。ネイティブのスピードで話されると聞き取ることができず自分が伝えたいことも上手く伝えることができず、情けなさや悔しさを感じていましたが、カナダ人の家族と一緒に暮らすという経験を通して、教科書には載っていないようなネイティブの会話の中で使われるフランクな表現などをたくさん学ぶことができたと感じています。また最初は同じプログラムに参加する生徒やクラスメイトが日本人ばかりなことに驚きました。ホストの家にも一緒に一か月滞在する他大学の日本人がおり、英語を学びに来ているのに甘えた環境になってしまうのではないかと不安に思っていました。しかし特に一緒に過ごしたルームメイトとはカルチャーショックや体調不良で困ったときに日本語で相談し合うことができたり、日本食を振舞ったりする中で一人だとここまではできなかったと感じる経験を多くすることができ、本当に良い友人になることができました。研修前に斉木先生に日本人同士で助け合うことが重要と言われていましたが、自分がマイノリティになる初めての経験だからこそ、同じ母語を使って話せる存在のありがたみを感じるという日本ではできない体験をすることができたと感じています。ビクトリアは本当に美しい街で多国籍な文化が混在する素敵な街だと思います。学校の先生やホストファミリーに恵まれて本当に充実した1か月を過ごすことができました。初めての海外がビクトリアで本当に良かったと思いました。
<医学類1年>
英語を学ぶ仲間ができたことは本当にうれしい。留学に行かなければ出会えなかった人たちと、1ヵ月間切磋琢磨して英語を学び、教え合ったことは一生の宝物です。もう行くところがないだろうと思うくらいビクトリアの町のさまざまな場所に行きつくしました。ビクトリアの町のいいところは、治安がバンクーバーよりも格段に良いところと、人がやさしく親切であるところです。通りを歩いているとすれ違う人々が笑いかけてくれたり、おはよう、こんにちは、良い一日を、と言葉をかけてくれます。その一つ一つの言葉が心に響いたし、日本では体験できないことだと思いました。日本人は顔が死んでいるし、毎日が楽しくなさそうだけど、カナダの人は日常に喜びや幸せを見つけていると感じました。また、カナダに行って驚いたのは、世界がすごく広いということです。景色の規模が私の見てきたものとは比べ物にならないほど大きかったです。バンクーバーのイングリッシュベイの景色は今も忘れられません。自分の悩みや周りの人間関係がどれほどささいなものなのかを実感しました。ホームステイ先では、あたたかく私の留学を応援してくれるホストマザーの存在が心の支えとなりました。私はこの1ヵ月間でカナダのことが本当に大好きになりました。優しい友達やホストファミリー、温かい人々、大きな世界に触れて、価値観が変わったと思います。この思いを留学終了後も忘れずに、将来また海外に行きたいという夢を追い続けたいと思います。
<医学類1年>
私のホストファミリーは、レバノン出身の夫婦だった。カナダは移民の受け入れに寛容であるため、純系カナダ人でないホストファミリーが多い印象を受けた。しかし、ホストファミリーの英語は流暢であり、自身が英会話を習得するためにしていたことについて話してくれることもあった。ホストファミリーと毎日一緒にディナーを食べ、ディナーの後にはホストマザーと家の近くの公園に行って散歩したり、家のガーデンでフルーツを食べながらゆっくり話したりと、ホストファミリーが一緒に過ごす時間を積極的に作ってくれたおかげで、会話を通してお互いのことをより深く知ることができたと思う。出身がレバノンであることから、レバノン料理のサラダを出してくれることもあった。たまに社会人の息子がディナーを食べにくるなど、本当に仲良しで温かい家族だった。ホストマザーとはWhatsAppというLINEのようなもので帰国後も連絡を取り合っている。大学のマンスリープログラムに参加している人は、日本人、中国人、韓国人などアジア系の生徒が多い印象だった。しかし、授業やホームステイなど、英語を話す機会は十分にあったと思う。授業では、スピーキングやリスニングだけでなく、文法、リーディング、ライティングも扱ったほか、プレゼンテーションが3回ほどあった。また、プログラムの最後にスピーキングテストがあった。授業は1クラス約12人の少人数で、先生と生徒の距離が近いのが印象的だった。中国や韓国からの留学生とも英語でディスカッションすることができ、日常的に様々な文化に触れることができた。1ヶ月あると観光にも十分な時間をとることができた。ビクトリアは自然が豊かで、野生のリスや鹿などを見ることができただけでなく、ダウンタウンに観光スポットが密集しているコンパクトな街で、市内バスも発展していたため、観光しやすかった。治安も良く、安全にたくさんの思い出を作ることができた。
<国際学類2年>
私がこのビクトリア研修プログラムに参加した理由は英語を話すことに対する積極性を向上させたいと思ったからです。もちろん、話す力をつけたいとも思っていましたが、それよりも英語を話すときに感じてしまう緊張や恥ずかしさをなくしたいと思い、参加を決めました。出発前は不安と緊張が楽しみを上回っており、1か月も海外で生活できるかが本当に心配でした。現地に着いてすぐはホストファミリーと積極的に会話をすることができずくじけそうになったり、授業で自分の言いたいことをうまく表現することができず苦労したりしました。しかし現地の学校では自分の能力に合わせてクラス分けがされ、自分に合った難易度で同じレベルの留学生と授業を受けることができたため、授業についていけないということなく楽しく英語を勉強することができました。先生方も熱心に教えてくださったため、1か月という短い期間でも英語の能力は向上したと思います。また授業やホストファミリーの家では必然的に英語しか話さないため、英語を話すこと・英語が伝わらないかもしれないといったことに対する緊張はなくなりました。伝えようとする姿勢を見せれば理解しようとしてくれるということを実感しました。困ったときは親切に相談に乗ってくれる現地の学校の先生方や、同じ留学生としての友達、周りの人のサポートがあったことで楽しく充実した1か月の留学生活になったと思います。初めは自分の力だけで、英語だけでみっちり勉強してやる!と意気込んでいたのですが、一人では絶対にうまくいかなかったと思います。カナダでは様々な場面で様々な人に助けてもらいました。このプログラムに参加して、もっと英語を勉強したいと思うようになりました。自分の英語の能力では簡単に通じないということを痛感し、もっとスムーズにコミュニケーションをとれるようになりたいと感じました。また、現地で日本語を一生懸命勉強している人や、日本語で話しかけてくれる現地の人に出会い、私ももっと異なる言語を話す人々と繋がりたいと思いました。大学生活での留学はこれで最後だと思うのですが、留学生と話したり、英語コミュニケーションの授業を履修したりと日々の大学生活の中で英語を積極的に使っていこうと考えています。
持って行くとよいもの!
エコバッグ、1週間分の服やタオル(カナダでは洗濯は普通1週間に1回)、ホストファミリーへのお土産(文房具や折り紙等)、シャンプー・ボディソープ、薬類(乗り物酔いの薬)、延長コード(海外対応のもの)、スリッパ、耳かき、爪切り
研修費以外にいくら必要?
・4~5万円
・7~10万円(基本どこでもクレジットカードが使える)
カナダの伝統料理 プーティン
ホストファミリーと一緒に行ったビーチ