スウェーデン カールスタード大学

掲載日:2024-10-8

カールスタード大学

2023年度 ヨーロッパ〈スウェーデン〉

K. T.(人間社会学域 国際学類 3年)

これからカールスタード大学へ留学に行くことが決定している人、候補として考えている人、スウェーデンという国がどこにあるかも怪しい、、という人にも、カールスタード大学への留学は自信を持って勧められます。

私は、中学生の頃から留学に行きたい!という想いがあったため、大学入学する以前から留学をすることは決めていました。北欧に対しての良いイメージ、報道が本当なのか、現地でどんな政治が行われているのか、また環境問題についての取り組みにとても興味があり、北欧の中で、環境問題と政治の授業が取れる大学として、カールスタード大学を選択しました。初めての長期留学だったので、治安の良さも大きな決め手でした。実際にカールスタードは治安がとても良く、スウェーデンもヨーロッパの中ではとても治安が良い国だと感じました。

事前に英語の授業を金大で受ける、また英会話の練習をしておくと、留学先でもスムーズに授業や生活を始められると思います。私は英語開講の授業を積極的に取るようにしていましたが、留学に行って3か月程は授業や会話についていくのはとても大変でした。英語力をつけてから留学に行くに越したことはありませんが、継続してコミュニケーションをとる機会を設け続けていけば、留学後に成長は感じられると思います。また、ほぼ全員と言っていいくらい、スウェーデンにいる人は流暢に英語を話してくれますが、現地語であるスウェーデン語も分かると、買い物や標識を読め、便利と感じる場面や、人とより近くなりやすい場面もあると思います。(私は結局留学中には少し単語が分かるくらいのレベルまでしか勉強ができませんでした。もちろん全くスウェーデン語を使えなくても生活は可能です!)

留学生受け入れの体制はとても充実していると感じました。カールスタード市内を紹介してもらえるCity tourやクリスマス、イースターなど、留学生向けに多くのイベントを用意してくれているので、参加すると友達と出会う良い機会になると思います。Host studentという到着後から授業までのサポートをしてくれる現地学生が割り当てられており、事前にやりとりをすることができました。Contact familyという1か月に1回程一緒にご飯を食べたり、出かけたりをしてくれる家庭も、申し込みをすれば割り当ててもらえ、スウェーデンの家庭での生活を体験させてもらえる機会になりました。寮は、キッチンのみの共有でしたが、他の留学生と一緒に生活をしていたので、留学生同士で仲良くなることももちろんありました。日本語を勉強している学生に会ったり、金沢大学に留学を予定している学生にも会えたりと、友達が友達を紹介してくれ、仲良くなることが多かったです。多くの学生が図書館でよく勉強をしているので、図書館で友達と一緒に勉強することも多くありました。

日照時間の変化がとても大きく、冬場は暗く寒いという気候がとても辛かったのですが、寮や図書館、学校で人と会ったり、天気のいい日には外に出たり、冬にしかできないことをしてみたりと長い冬を過ごしていました。

一から人間関係や、授業、授業外の時間にやることを作っていくため、自分が何をしたいのかと向き合う時間が多かったです。そのため、自分自身の嫌いな部分にも、留学をしていても変わらないのか、と多く気付かされました。でもそんな自分も肯定してくれる多くの素敵な人達に会い、それはきっと悪いことじゃない。そんな自分も受け入れながら、いつまでも変わりたいと思いながら変われない自分と一緒に頑張っていけばいいのではないかなと思えるようになりました。また、勉強に使う時間がとても多かったため、自分の学びたいことに対する関心も高まりました。

留学前は分からないこと、不安なことだらけで、留学中に達成したいことを書いてみるにしても、どんな生活かイメージができない。と思っていました。不安なことがあったらこれから留学をする友達や、留学をした人と話をし、頼ってみてください。検索エンジンでカールスタード大学と検索をすると、私のものは参考になるかわかりませんが、何名かの先輩方が役に立つ情報を残してくれています。カールスタードでも、困っていて相談をしたら助けてくれる人がたくさんいると思います。実際私も多くの人に助けてもらったからこそ、留学生活を終えることができました。きっとなんとかなる、たくさんの人がなんとかなって帰ってきているので、私も大丈夫!くらいの大きな気持ちを持つことは必須ではありませんが、少しでも留学をしたいなと思った人みんながやりたいことをやり遂げられることを願っています。

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