金沢大学イノベーションフォーラム2011を開催

2月24日，金沢市内のホテルにて「金沢大学イノベーションフォーラム2011-北陸に次世代自動車基地を構築するために-」を開催しました。当日は，182人の参加者があり，用意していた座席がほぼ埋まる程の盛況ぶりでした。
長野勇理事(研究・国際担当)からのあいさつの後，株式会社光岡自動車取締役会長　光岡進氏から，光岡自動車が自動車メーカーとなるまでの歩みについて，会宝産業株式会社代表取締役社長　近藤典彦氏からリサイクル会社としてのコンバートEV製造，地上資源を活かす自動車リサイクルのエコについて，ジェイ・バス株式会社代表取締役社長　柴田計氏から次世代自動車を有効活用するには，交通システムを組み込んだ街づくりが最も大切であると，基調講演がありました。
その後，次世代自動車に関する最近の動きについて，本学イノベーション創成センターの小川健一郎特任教授から，本学の事例について理工研究域機械工学系の榎本啓士准教授から発表がありました。
パネルディスカッションでは，本フォーラムのテーマである「北陸に次世代自動車基地を構築するために」について，5名のパネリスト達が，人材育成，研究・開発，投資など北陸地域が乗り越えていかねばならない課題を挙げ，産学官が一体となって，現状を打破すべきといった活発な意見交換を行いました。