7月22日,高大接続コア・センターは,リーディングセミナーをオンライン開催し,3名の高校生が受講しました。本セミナーは,近年話題になっており,高校生向けに書かれた(または高校生にも考えて欲しい)新書や文庫を1冊取り上げ,受講生で読書体験を共有するものです。
今回は,本田由紀さんの『「日本」ってどんな国?:国際比較データで社会が見えてくる』(ちくまプリマー新書,2021年)を取り上げ,受講生は事前課題をもとに,著者の狙いや本書の読み処などを議論し,紹介文を作成しました。紹介文を作成する過程において「この文とこの文はつながっていないと思う」「ここまでは著者の言いたいことで,ここからは自分の思ったことだから区別した方が良い」などの意見交換があり,受講生は,論理的で客観的な紹介文を作るため推こうしていました。
参加者からは「自分では読み落としていた部分や,気付かなかったところを気付かせてもらい,すごくいい時間になった」「大学の授業に近いものを体験できて有意義だった」「本をたくさん読んでいる人は語彙が多く,話も分かりやすいので,この夏に沢山本を読もうと思った」などの意見が寄せられました。
なお,本セミナーは,「KUGS高大接続プログラム」の一つであり,参加者が課題レポートを提出し基準を満たすことで,本学が実施している「KUGS特別入試」の出願資格を得ることができます。
受講生が合作した紹介文はコチラ