9月29日,先端科学・社会共創推進機構(以下「FSSI」)人材育成グループは,南砺市五箇山地区において,「南砺市学生サポーター」事業(※)の一環として「五箇山を知る!セミナー&地域文化体験」を実施し,本学学生5名が参加しました。
午前中,五箇山合掌の里を訪れた参加学生一行は,支配人の西敬一氏の口から語られる「五箇山が世界遺産に登録されたのは,今も伝統や文化を守り,暮らし続ける人々がいるから」「情報発信不足が地域の弱点。学生の皆さんの力も借りて,地域の良さを伝えたい」などの言葉に,真剣な面持ちで耳を傾けていました。
午後には,標高約750メートルにある同市小瀬の特産のカブ「五箇山かぶら」の畑を訪れ, 8月29日に種まきしたカブの生育状況を確認した後,間引き作業を行いました。地元住民から「間引いたカブは捨てずに調理する。みそ汁にすると美味しい」と聞いた学生らは,五箇山の食材を楽しもうと,一房残らず家に持ち帰りました。
続いて,一行は五箇山相倉合掌造り集落に赴き,合掌造りの屋根のふき替え作業の現場を見学しました。現場の方々の説明を受けながら,屋根の外側でカヤを下から上へとふき替える作業や,屋根の内側から縄でカヤを固定する工程を実際に見て,職人の伝統の技と地域特有の文化を体感しました。
今後,南砺市学生サポーターは「五箇山の地域資源活用」の活動として,引き続き五箇山でさまざまな体験を行いながら地域の魅力を探り,学生目線での情報発信につなげます。
※「南砺市学生サポーター」事業
FSSI人材育成グループが取り組むProject: AERUと,南砺市の関係人口施策「南砺市応援市民」制度との官学連携事業の一環として実施するもの。今年度は,本学学生42名が地域文化の体験やイベントの企画・運営などを通して,地域の魅力発信や課題解決に取り組んでいる。
Project: AERUの詳細はコチラ
五箇山かぶらの種まきに関するニュースはコチラ