11月5日,公開講座「野鳥観察から環境を知る-貸切バスで行く!能登の山でバードウォッチング体験-」を実施し,5歳から70代までの14名が参加しました。
会場となる珠洲市の若山ダムに到着後,金沢大学能登学舎を拠点に活動する,先端科学・社会共創推進機構の岸岡智也博士研究員が能登の自然環境について講義を行いました。また,双眼鏡の使用方法の説明では「視野を広く持って周囲を観察し,何か動いたらすぐに双眼鏡を構え目線を向けることがポイント」と助言しました。
その後,若山ダム周辺で野鳥観察を行い,講師が野鳥のさえずりをもとに種別や生態について解説すると,受講生らは耳を澄ませて鳴き声に聞き入りました。周辺の植物や地形にも注目しながら,野鳥の生息域である樹上や葦畑などを重点的に観察し,ホオジロ,ヤマガラなど計9種の野鳥を確認することができました。
受講生からは「鳴き声は聞こえるが野鳥の姿を探すのが難しかった」「資料の野鳥図鑑を持って鳥の観察をしてみようと思う」といった感想があり,野鳥観察を通じて周囲の自然環境に目を向け,自然との共生について考える機会になりました。
講師:先端科学・社会共創推進機構 博士研究員 岸岡 智也
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