11月27日,石川県小松市の尾小屋鉱山資料館周辺において公開講座「歩いて学ぼう!岩石学シリーズ(3)小松編」を実施し,小学生から大人まで,24名が参加しました。
尾小屋鉱山資料館に集合した受講生一行は,理工研究域地球社会基盤学系の森下知晃教授から鉱石や岩石の元素の構成や形状について解説を受け,館内の展示物を注意深く観察しました。また,尾小屋鉱山坑道についての模型を用いた説明もあり,何層にもわたる鉱脈の成り立ちを想像しました。
その後,一行は観音下石切場を見学し,まとめの講義を受けました。講師が,鉱山や石切場で取られた岩石がどのように使用されているかを解説し,なぜ尾小屋に鉱山があるのかの謎に迫りました。
受講生からは「きれいな石は好きだったが,それができる理由はまったく知らなかった」「尾小屋について,再発見ができた。定期的に訪れたい」などの感想があり,鉱山や岩石について考える時間となりました。
講師:理工研究域地球社会基盤学系 教授 森下 知晃