12月26日,中央図書館および資料館にて,公開講座「古の日本海文化を垣間見る-金沢大学資料館の考古・歴史資料から-」を実施し,高校生から80代までの23名が参加しました。
本講座は,北陸地方の大学附属資料館では唯一の博物館相当施設である本学資料館にて,縄文時代から近代までの所蔵資料を実際に見て,古来の日本海文化について学べる機会を提供するため実施しています。
はじめに,受講生は中央図書館に集まり,本学資料館の松永篤知特任助教から旧石器・縄文時代から近現代における日本海文化について,各時代の考古・歴史資料についての解説を交えた講義を受けました。
その後,一行は本学資料館展示室を見学しました。本講座のために特設された展示を中心に,講師から資料の特徴や所蔵の経緯について説明を受け,貴重な考古・歴史資料に関する理解を深めました。
受講生からは「『日本海』という視点で見ると,大陸とのつながりが感じられた」「有名な焼き物があることを知り感動した」「資料館が一般公開されていることを初めて知った。金大キャンパス内を訪問することができる貴重な機会となった」といった感想があり,受講生にとって所蔵資料を通して時代の変遷と共に変化してきた豊かな地域文化を垣間見る機会となりました。
講師:資料館 特任助教 松永 篤知
金沢大学公開講座・ミニ講演
金沢大学資料館