1月17日および18の2日間,先端科学・社会共創推進機構人材育成グループは,「南砺市学生サポーター」事業(※)の一環として,南砺市城端地区および五箇山地区において応援活動「南砺の伝統工芸 工房見学&意見交換」を実施し,両日合わせて本学学生12名が参加しました。
学生一行は,17日は城端地区で「城端しけ絹」などを手掛ける株式会社松井機業を,18日には五箇山地区で「五箇山和紙」を製造・販売する一般財団法人五箇山和紙の里を訪れ,職人から説明を受けながら,南砺市が誇る伝統工芸品の製造プロセスやブランド化の取り組み,職人のこだわりなどについて理解を深めました。
その後,同市認定のブランドギフトセット「南砺の逸品」の販売促進に向けて,職人と学生らが意見交換を行いました。学生からは「工房の雰囲気や職人さんの思いは現場でしか分からない。体験ツアーがあれば魅力が直接伝わる」「商品の説明に加えて,職人さんの顔や製造過程が伝わる広報物があると,踏み込んだ宣伝になる」「伝統工芸が気軽に楽しめる手作りキットがあれば欲しい」など,さまざまなアイデアが提案されました。
今回出されたアイデアは,「南砺の逸品」の広報や販売拡大策の検討などに役立てられます。
※「南砺市学生サポーター」事業
先端科学・社会共創推進機構人材育成グループが取り組むProject: AERUと,南砺市の関係人口施策「南砺市応援市民」制度との官学連携事業の一環として実施するものです。今年度は,本学学生42名が地域文化の体験やイベントの企画・運営などを通して,地域の魅力発信や課題解決に取り組んでいます。