学生リユース市を開催

掲載日:2010-3-24
ニュース

金沢大学の角間キャンパスで,卒業生たちが新入生たちのために生活用品を無償で提供し,再利用してもらうことにより,経費節減と環境保全の両方につなげようとする行事「学生リユース市」が開催されました。今年で4回目となるこの行事は,比較的新しい洗濯機がわずか3,000円で買えるなど,市内リサイクル店の1/10~1/5の値段とあって,例年,新生活の準備が必要な新入生とその御家族に好評をいただいているものです。
金沢大学公認サークル「セカンド・ユース」のメンバーが,卒業予定者のアパートなどから回収した品物は,机,椅子,棚,冷蔵庫,洗濯機など230点近くに及び,そのうち,状態のいい約190点が会場に並べられ,開始時刻前から70人くらいの方が列を作り,開始時刻後,わずか30分ほどで,商品のほとんどが売り切れるという盛況ぶりでした。また,今年はできるだけ商品を広く提供しようと,1家族5点としたため,例年にくらべて大きな混雑もありませんでした。
学生リユース市は,「セカンド・ユース」のメンバーのほか,金沢市環境局,金沢53(ゴミ)ダイエットネットワークなど市民ボランティアの皆様の協力のおかげで成り立っており,今年は今後の参考にと,金沢学院大学の学生たちも視察を兼ねて応援に駆けつけてくれました。当日はあいにくの空模様で寒い1日となりましたが,嬉しい春を迎えて心躍る新入生たちと物を大切に使ってエコにつなげたいという学生たちの気持ちで,会場は寒さを吹き飛ばすような熱気につつまれていました。

FacebookPAGE TOP