5月20日,富山県南砺市において,先端科学・社会共創推進機構人材育成グループは,Project: AERUの一環として「五箇山・春の田植え体験」を実施し,本学学生18名が参加しました。
参加学生らは,世界文化遺産に指定される五箇山相倉合掌造り集落で,昔ながらの手作業での田植えを体験しました。「ころがし」と呼ばれる木枠で水田に升目をつけた後,手作業で苗を丁寧に植え込みました。
続いて,富山県立南砺平高等学校の生徒が企画した相倉合掌造り集落ツアーに参加し,相倉集落の歴史や合掌造りの特徴について体感しました。その後,一行は空き家を改修した「ブック∞カフェすけろく」に赴き,地元住民から五箇山の歴史や伝統文化について学びました。学生からは「今回のプログラムを通じて五箇山の魅力を味わうことができたので,今後は魅力を発信していきたい」といった感想が聞かれました。
本学は,平成26年12月に富山県南砺市と包括連携協定を締結し,平成28年4月には南砺市の支援を得て,五箇山相倉合掌造り集落内に「金沢大学セミナーハウス 助市(すけち)」を設置しました。また平成30年度,同集落の棚田オーナー事業に「金沢大学セミナーハウス 助市」名義でオーナー登録しました。五箇山地域の活性化を支援するとともに,本学学生に対し,地域の人々と交流しながら地域の伝統文化を学ぶ機会を提供しています。