5月1日,金沢大学医薬保健研究域附属サピエンス進化医学研究センターが新設されました。本センターは古代人ゲノム研究・データサイエンス・医学生命科学研究を統合する新しい学術分野の創生と発展を通じて,人類進化プロセスや疾患病態の解明と,革新的な医療の実現を目指しています。
5月23日には,医学部記念館において「金沢大学医薬保健研究域附属サピエンス進化医学研究センター キックオフシンポジウム」を開催しました。当日は石川県内外の研究者,学生など,約100名が参加しました。
シンポジウムでは,主催者を代表して和田隆志学長が開会のあいさつを行い,「将来構想と研究力強化について」と題して,本センターの金沢大学における使命等を説明しました。続いて中村慎一研究担当理事から新しい学術融合への期待のあいさつがあり,その後,河﨑洋志センター長から本センターのコンセプトについて説明がありました。引き続き,産業技術総合研究所の石谷孔司先生,ヘルシンキ大学の難波隆志先生など5名の演者による講演がありました。
会場では,参加者と新しい研究分野に対する活発な情報交換が行われ,新たな交流が生まれていました。