オキシトシンがいつ,誰に効くのかを解明!

掲載日:2012-4-29
ニュース

附属病院神経科精神科の廣澤徹助教と子どものこころの発達研究センターの菊知充特任准教授を中心とする研究グループは,オキシトシンが効きやすい表情認知の特徴と,個人の性格の関係を,共同研究企業が有する脳磁計:Magnetoencephalographyを用いて扁桃体の活動記録を行いながら実証しました。これは,世界でも初めての報告であり,コミュニケーションの障害を主な症状とする自閉症スペクトラム障害や,対人関係におけるストレスを原因とする適応障害やうつ病などへの治療へもつながる研究として期待されます。

本研究成果である論文「Oxytocin attenuates feelings of hostility depending on emotional context and individuals’ characteristics.」が,ネイチャー姉妹紙である英国科学雑誌『Scientific Reports』(4月26日付)に掲載されました。

 

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