7月2日,共通教育科目「未来デザインプラクティス/文月(能登)」が石川県能登町で行われ,学生19名,教職員21名が参加しました。この科目は,「自分と未来は変えられる!」をテーマに,令和4年度からスタートしたものです。
自分たちの“未来をデザイン”し,さまざまな背景・専門性を持つ仲間とコミュニケーションを取りながら,その実現に向けて進んでいく,その“プラクティス(練習・実践)”として,学生が参加できるプロジェクトやイベントを企画し提案することを主題としています。
当日は,まず本学の能登海洋水産センターを訪れ,理工研究域生命理工学系松原創教授の案内で,薬剤を一切使わない「オーガニック養殖」で飼育されたトラフグなどを見学しました。次に臨海実験施設に移動し,環日本海域環境研究センターの鈴木信雄教授による「イカの解剖」と題した講義を受け,実際に解剖をしながらイカの生態について理解を深めました。
午後からは,能登町の田代信夫副町長から講演があり,あばれ祭などの能登町の伝統や特色的な取り組み,町が抱える課題,そして長い歴史を持つ金沢大学との関わりについて学びました。その後,6つの学生グループが「金沢大学の未来を自分たちでデザインしていこう」というテーマに沿って,これまで構想してきた企画を発表しました。
さらに,教学マネジメントセンターの山下貴弘特任助教から「自分と未来は変えられる 過去と他者を変える方法」と題した講義,和田隆志学長から「本・歴史から先人の知恵を学び,想う」と題した講義が行われました。
最後,帰りのバスの中では,若手職員から人生を変えた本について紹介がありました。また,和田学長や山下先生の講義についての質問タイムを設け,学生からも積極的に質問や発言が飛び交う充実した講義となりました。
今後は,学生が企画したプロジェクトをさらにブラッシュアップしながら,その実現に向けて活動を続けていきます。
共通教育科目「未来デザインプラクティス/文月(能登)」の地域での学びを実施
掲載日:2023-7-5
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