7月15日から17日にかけて,人間社会4号館にて公開講座「フレスコ壁画の制作」および「モザイクの制作」を実施し,両講座合わせて高校生から80代までの14名が参加しました。
これらの講座では,中世イタリア絵画のフレスコ画技法・ローマ時代やビザンチン様式のモザイク技法を学び,転写などの制作を3日間で行います。
講師の人間社会研究域学校教育系の大村雅章教授の指導の下,受講生らは制作作業を開始。大理石やガラスをハンマーで細かく砕くモザイクピースづくりや,モルタルを盛ったパネルに漆喰を塗る描画の下準備の後,受講生それぞれが有名絵画の模写やオリジナル作品の制作に取り組み,3日間で作品を仕上げました。
受講生からは「講師の豊富な知識による広範囲の解説に大変満足した」「他では受講できない特別な技法を学ぶことができありがたい」などの声が聞かれ,初参加の受講生も,毎年参加している常連の受講生も,自分の手で作品を作る大変さと完成の喜びを実感した充実の3日間となったようでした。
講師:人間社会研究域学校教育系 教授 大村 雅章