公開講座「親子で学ぼう!金沢の自然災害」を実施

掲載日:2023-8-2
ニュース

 7月29日,サテライト・プラザにて公開講座「親子で学ぼう!金沢の自然災害」を実施し,小学4年生から6年生とその保護者の5組が参加しました。
 講師の人間社会研究域地域創造学系の青木賢人准教授は本年5月の珠洲地震に触れた上で,日本のプレート境界地震と活断層地震の特色や地殻変動の仕組みを説明し,森本富樫活断層で地震が発生する確率や最大震度の予測について述べました。その後,林紀代美准教授の助言のもと,参加者らは地震発生時のタイムラインを想像し,状況の変化に合わせてどう対応するかを話し合いました。
 講座の後半では,2020年の熊本県人吉駅の浸水を事例に,避難のタイミングや正常性バイアス(※)について解説しました。
 受講生からは「備えについては十分と言えることはないので,防災準備をしたい」「子どもが防災について考えてくれるきっかけになった」といった感想がありました。

※正常性バイアス:危険な状況であっても先入観や偏見を働かせて「事態は正常の範囲」だと自動的に認識する心のメカニズムのこと

講師:人間社会研究域地域創造学系 准教授 青木 賢人
   人間社会研究域地域創造学系 准教授 林 紀代美

金沢大学公開講座・ミニ講演

  • 講義をする青木准教授
  • タブレットを使用し防災情報を調べる親子
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