11月4日,先端科学・社会共創推進機構は,サテライト・プラザにて金沢大学公開市民講座「新しい働き方とZ世代教育-未来を切り拓くための力-」を実施し,県内外の一般の方,本学教職員など約30名が参加しました。本講座は,読売新聞東京本社北陸支社の協力を得て平成24年度から実施しているもので,今回で12回目となります。
中村慎一理事先端科学・社会共創推進機構長および遠田昌明読売新聞東京本社北陸支社長によるあいさつの後,人間社会研究域人文学系の岡田努教授が「若者像神話:データから見る現代日本の若者像」と題して講演し,心理学の観点から現代の若者の特徴について述べました。
続いて,人間社会研究域地域創造学系の佐川哲也教授が「地域の未来を切り開く教育プログラム~自己成長のためのアンテナとは?~」をテーマに,本学と企業が連携して実施している地域変革人材創出プログラムを紹介し,産学官金が連携して人材を育成していくことの大切さを強調しました。
その後,「ワークライフバランスとダイバーシティ~変わる社会と働き方~」と題して,人間社会研究域地域創造学系の髙橋涼子教授が講演しました。髙橋教授は,令和5年度版男女共同参画白書を読み解き,働き方が昭和モデルから令和モデルに変化していることについて説明しました。また, 価値観,能力,解釈や理想を決めつけるのではなく,一人一人と,その場で向かい合う力が必要だと述べました。
受講者らは「世代や性別に関係なく,さまざまなものの見方や考え方などに触れる,知ることが大切なのだと思った」「一人一人が大切にされる社会を目指していくことが大切であると思った」といった感想を述べました。
金沢大学公開市民講座「新しい働き方とZ世代教育-未来を切り拓くための力-」を実施
掲載日:2023-11-8
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