令和5年11月24日に実施された文化審議会において,本学の医学類旧書庫,医学類解剖標本庫,医学類病理標本庫,医学類西面南旧正門および煉瓦塀,医学類西面北煉瓦塀の5件が「国土の歴史的景観に寄与しているもの」の基準を満たすとの審議・議決を経て,文部科学大臣に登録有形文化財として登録するよう答申しました。
登録有形文化財とは,50年を経過した歴史的建造物のうち, 一定の評価を得たものを文化財として登録するもので,全国で10,000 件を超える建造物が既に登録されています。金沢市では,旧石川県庁舎本館(石川県政記念しいのき迎賓館)や犀川大橋などが指定されています。
これらの建造物は,金沢大学の歴史と伝統を象徴するものの一つであり,金沢大学は今後も歴史的財産を後世に引き継ぐべき文化的資産として適切な保存と活用を行い,周辺の環境と調和したキャンパス環境維持に取り組んでまいります。