12月2日,金沢大学サテライト・プラザにて公開講座「『軍都』金沢における日露戦争の記憶」を実施し,20代から70代までの30名が参加しました。
はじめに,人間社会研究域人文学系の能川泰治教授が「軍都」金沢の形成過程を解説し,日露戦争の主力部隊である第九師団が配備された経緯や陸軍記念日祝賀行事を紹介しました。次に,明治末・大正期から昭和期における祝賀行事の内容の変化を読み解き,「人はどのように総力戦に動員されていくのか」を考えました。
受講生からは「戦争と金沢を結びつける面白い講座だった」「軍隊を本講義のような視点で考えたことがなかったので新鮮だった」という感想がありました。
講師:人間社会研究域人文学系 教授 能川 泰治