産業界で活躍する先輩博士が講演 「キャリアディスカバリー講座」を開催

掲載日:2024-2-22
ニュース SDGs
  • 4. 質の高い教育をみんなに
  • 8. 働きがいも経済成長も
  • 9. 産業と技術革新の基盤を作ろう

 2月9日,金沢大学博士研究人材支援・研究力強化戦略プロジェクト(HaKaSe+)と学務部キャリア支援室は,KU博士キャリアセッション2023の第6弾として「キャリアディスカバリー講座」を開催しました。
 キャリアディスカバリー講座は,本学博士課程修了後に産業界で活躍する先輩博士を講師として招へいし,学生がその体験談から身近なロールモデルを得て,自身の博士キャリアを具体的にイメージする,また,博士進学を選択肢として積極的に考えるきっかけとすることを目的とするものです。今回は株式会社ソシオネクストで研究職に従事する德永祐也氏(自然科学研究科電子情報科学専攻博士後期課程修了)を迎え,学士,修士,博士の学生と教職員を合わせ約20名が参加しました。
 司会の電子情報通信学系の尾﨑光紀准教授による講師紹介の後,德永氏が「博士ってなに?半導体エンジニアが語る博士人材の重要性」という演題で,博士課程をとりまく日本国内の状況を踏まえて講演しました。自身の博士進学から社会人として研究職に従事する現在までの経験談を語る中で,博士人材は社会で十分に活躍の場があること,博士課程で学べる知識や技術には十分汎用性があること,ただし,博士学位取得自体は容易ではないので進学は十分に考えた上で決めた方がよいこと,そして,博士学位を取得したい気持ちがあるなら,進学せずに後悔するより思い切って挑戦した方がよいことなど,厳しくも温かい激励のメッセージがありました。
 博士課程への進学理由,進学してよかったこと,苦労したこと,就職までの経緯,博士課程で学んだ知識・技術で現在活きていること,学生と社会人の研究の違いなど,大変な中にも充実したエピソードをふんだんに交えた講演に,参加者は熱心に聞き入っていました。

  • 講演する德永氏
  • 講演の様子
FacebookPAGE TOP