本学初となる大規模な創エネルギーの取り組みとして,角間キャンパス北地区ソーラーパークの運用を開始しました。
本学では,「カーボンニュートラルに向けた取組計画2023」に基づき,教育・研究開発と並行してキャンパスの省エネルギーおよび創エネルギーの取り組みを推進しています。令和5年9月に北陸電力ビズ・エナジーソリューション株式会社を代表とするグループと事業契約を締結し,第3者所有型(PPAモデル)の太陽光発電設備(755kW)を設置し,発電した電力を購入する事業を実施しており,本日(令和6年4月1日)より電力供給を開始しました。
角間キャンパス北地区ソーラーパークでは,大学全体の約1.3%に相当する年間465t-CO2/年の削減を見込んでおり,両面発電パネルによる反射光有効活用や,架台の下端を2mに設置し堆雪に配慮するなど,多雪地域における工夫を取り入れています。なお,PPAモデルを活用したスキームとしては,核融合科学研究所(令和5年9月),宮崎大学(令和6年2月)に次ぐ国立大学法人等における3番目の事例となります(電力供給開始の順,本学調べ)。
加えて,次世代太陽電池として期待されている有機系薄膜太陽電池(有機薄膜型及びペロブスカイト型)の社会実装に向けた実証実験を本パーク内で実施し,太陽光発電に関連する企業との共同研究も並行して行う予定です。
○事業概要
・事業者:北陸電力ビズ・エナジーソリューション株式会社を代表とするグループ
・契約期間:20年(電力購入期間は令和6年4月~令和26年3月)
・対象範囲:D駐車場跡地(約8,800㎡)
・設備容量:755kW(使用した太陽光パネル1,496枚)
・予定発電量:953,573kWh/年(大学全体の約1.8%、令和4年度実績)
・予定温室効果ガス排出削減量:465t-CO2/年(大学全体の約1.3%、令和4年度実績)
・活用した補助金:環境省 二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(補助額:2,500万円)
・備考:太陽光発電設備は本事業において撤去する
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