3月23日,人間社会学域国際学類は,文化庁からの委託を受けて実施する中部ブロック日本語教師・研修推進拠点整備事業のスタートアップシンポジウムを開催しました。
まず,和田学長が開会のあいさつを行い,人間社会研究域国際学系の市嶋典子教授から本学の日本語教育について報告がありました。続く基調講演においては,講師の文化庁国語課の今村聡子課長から,「日本語教育機関認定法の施行について」をテーマに,新制度創設の背景,法の概要等について詳細な説明がありました。続いて,細川英雄早稲田大学名誉教授から,「対話とコミュニティー日本語教育の専門性をつくるもの」と題した講演があり,参加者間でのディスカッションを通して,日本語教師の専門性の課題,実践における対話とコミュニティのあり方について理解を深めました。
本シンポジウムには全国各地から約100名の参加があり,活発な議論が交わされ非常に好評でした。また,北陸地域の本事業推進に重要な関係者も揃って参加しており,今後の協働,関係強化に向けた第一歩としても有意義な機会となりました。