高大接続コア・センターは,3月25日,27日,29日に,対面とオンラインのハイブリットでリーディングセミナーを実施し,計12名の高校生が参加しました。
本セミナーは,高校生向けに書かれた(または高校生にも考えて欲しい),近年話題になっている新書や文庫を1冊取り上げ,受講者で読書体験を共有するものです。今回は,伊藤亜聖『デジタル化する新興国』,中川毅『人類と気候の10万年史』,川嶋みどり『看護の力』の3冊を取り上げました。
受講者は,事前に図書を読み,著者の狙い,分からなかった点など,指定の課題に取り組んだ上で,当日,意見交換と紹介文の作成に取り組みました。紹介文は,前半の意見交換で出た意見を踏まえ,この本を手に取るのはどんな人だろうと想像しながら,また,どう表現すれば面白さが伝わるだろうと考えながら,作成しました。
受講者からは「読むだけではつかめなかった内容や自分には浮かばなかった考えに気付けてとても有意義でした」,「高校の授業は先生が一方的に解説する形態のものがほとんどだったので,今回のような意見交換の場を体験できて新鮮でした」,「国語がとても苦手で紹介文を作るのはとても不安でしたが,今回参加者の方や先生の協力を得てとても良い紹介文を書けました」などのコメントが寄せられ,充実した様子がうかがえました。
受講者が合作した紹介文はこちら(PDF)