6月9日,公開講座「歩いて学ぼう!岩石学シリーズ(2)東尋坊編」を実施し,中学生から70代の27名が参加しました。
受講生らは,講師の理工研究域地球社会基盤学系の森下知晃教授の案内にて,東尋坊付近の海岸線周辺の岩に多く見られる特徴的な縞模様がどのようにして生じたのかなど,模様の色や方向に注目しながら観察しました。
続いて,景勝地としても有名な柱状の岩が連なる断崖絶壁へ移動し,講師からこれらの柱状節理の構造について解説を受け,受講生らは形成過程について推論を交えながら想像しました。
受講生からは,「能登半島地震の理解につながる貴重な講座だった」,「講師自身もわからない所や疑問点を率直に語っており,自身で考える機会が多くあり学びの雰囲気づくりが良かった」などの感想がありました。
科学的考察に想像を交えながら,国の天然記念物である東尋坊や日本列島の成り立ちという「答えのない問い」について考えるきっかけとなりました。
講師:理工研究域地球社会基盤学系 教授 森下 知晃
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