7月28日,金沢大学金沢駅前サテライトにて公開講座「ハザードマップとフィールドワークで金沢の自然災害を学ぶ」を実施し,高校生から70代の7名が受講しました。
講師の人間社会研究域地域創造学系の青木賢人准教授は,「なぜ,金沢の街はここにあるのだろう?」を演題に,河岸段丘の地形を利用して築城された経緯や「地震」「洪水」「噴火」「崩壊」を繰り返した地形が今の金沢を形作っていると解説しました。次に2009年7月の浅野川水害や東日本大震災を動画で振り返り,日頃から防災意識を高めておく重要性を述べました。後半はフィールドワークで街中をめぐり,武蔵が辻交差点の断層,大手掘の石垣,大手門の戸室石,白鳥路の地層,尾張町交差点の惣構,浅野川の水面,主計町の水害跡を解説しました。
受講生からは,「自然の力で崖ができて,その周りに城ができ,城下町になっていることが分かった」「実際に見て回ることもできたので記憶に残る講義になった」という感想がありました。
講師:人間社会研究域地域創造学系 准教授 青木 賢人
人間社会研究域地域創造学系 准教授 林 紀代美