金沢大学の医学展実行委員会と医療系学生有志からなる団体「石川・能登未来知図」は,9月15日に輪島市,9月29日は七尾市で「医学展in能登」を開催しました。同団体が輪島市でのボランティア活動を重ね現地の方と信頼関係を築く中で,子どもたちが集まり楽しく遊べる場所やそのきっかけが欲しいという思いを聴き,各開催地の方々の協力を得て,1952年から続く医学展の歴史の中で初めて能登出張開催を実現しました。
幅広い世代の方に安全に楽しんでいただけるよう,動線を工夫したり,縁日やお医者さん体験などのほか,被災地で暮らす方々の健康相談を通して日頃から抱える不安の解消に役立つ企画を行いました。子どもから高齢の方まで輪島,七尾の両会場合わせて合計300名ほどの参加があり,会場には終始笑顔があふれていました。
被災地の方に笑顔になってほしいという一心で運営にあたった学生らは,人と人とがつながることの大切さを実感することができました。
9月22日には珠洲市での開催を予定していましたが,前日の豪雨により見送ることとなり,同団体は後日,珠洲市でのボランティア活動を実施し,被害を受けた家屋や商店の泥出しなどを行いました。
医学展本祭は11月2日,3日に宝町・鶴間キャンパスの宝町地区にて開催します。チャーターバスを運行し,能登在住の方を招待する予定です。詳細は医学展2024のWebサイトおよびInstagramをご覧ください。
金沢大学医学展2024
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