10月20日,先端科学・社会共創推進機構は,金沢市内において北陸4大学連携まちなかセミナー(※)「未来を創る子どもたちのために今、大人(私たち)ができること」を開催し,約20名が参加しました。
初めに,富山大学教育学部の西館有沙准教授が「災害から子どもを守ろう~子どもの心のケアと防災教育~」と題して講演し,震災が子供に与える影響や防災教育のあり方について言及しました。続いて,特定非営利活動法人VIVITA JAPANの大野愛弓理事が「子どもとつくる社会の可能性」と題し,子どもたちが自発的にやりたいことをサポートする事例を紹介しました。その後,同機構の篠田隆行教授によるファシリテートの下,西舘准教授と大野理事によるトークセッションを行い,受講者からの質問に応じながら子どもの成長などをテーマに討論しました。
受講者たちからは,「子どもたちへの防災教育について考えさせられました」「子どもたちの『自主的な意見』が出るよう,周りの大人が支援し,環境を整えることの大切さを改めて感じました」などといった感想が聞かれました。
※北陸4大学連携まちなかセミナー:
北陸地区の国立大学法人(金沢大学,北陸先端科学技術大学院大学,富山大学,福井大学)が連携する北陸地区国立大学連携協議会が,地域の多彩な生涯学習ニーズに応えるために平成15年から毎年実施するもの。今年度本学が主催する金沢会場では,同機構の篠田教授がコーディネーターを務めた。