12月3日,金沢大学博士研究人材支援・研究力強化戦略プロジェクト(HaKaSe+)は,「異分野への扉 2024 ~異分野交流による課題探索会~」を開催しました。HaKaSe+の選抜学生150名とHaKaSe+担当教員が一堂に会しました。
HaKaSe+では,深い専門性を礎に広い視野をもって未来を切り拓き,我が国および世界の科学技術の進展・イノベーションの創出に貢献する博士人材の育成・輩出に力を入れています。
3度目の開催となる今年度の「異分野への扉」は, HaKaSe+選抜学生が自身の研究と社会とのつながりを意識した上で相互交流を深めるとともに,会のさらなる充実のため,新たな価値創造の提案を行う内容としました。
最初に和田隆志学長が学生らに向けて,「雑談の中から着想が生まれることを大切にしてほしい,一人一人が金沢大学代表として未来を切り拓く博士人材となってほしい」と激励を送りました。
学生らは,アイスブレイクと昼食交流会を通じて相互理解を深め,その後の課題探索会では,研究分野・学年・国籍を超えて,課題×異分野融合を題材にした4つのトピック「AI」「防災・復興」「気候変動」「食料システム」を軸に32のグループに分かれ,グループディスカッションを行いました。各グループはそれぞれ,異分野の研究者同士の知見を持ち寄りながら解決すべき課題を見いだし,それに対する新たな事業構想を探索し,提案しました。
最後に,同プロジェクト合同実行委員会委員長の森本章治理事(教育担当・副学長)から学生らに向けて,短時間で各グループメンバーが学際融合を図りながら,発想力と創造力を生かして事業構想にまとめた努力を称えるとともに,選抜学生としての自覚と責務を持って,今後一層精励してほしいと鼓舞しました。
終了後,参加学生からは,「自身の研究分野だけでは得られない着眼点や発想,研究アプローチを知ることができた」「異分野の研究者との交流を通じて,研究の楽しさや研究の社会とのつながりを再認識する機会になった」などの声が寄せられました。
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