12月16日,こころのケアを目的とした支援チーム「KEYPAT」(※1)は,「ストレスマネジメント曼荼羅塗り絵でリラクセーション」と題し,令和6年能登半島地震のアニバーサリー反応(※2)が起こるこの時期に合わせて,リラクセーション法のレクチャーと実践プログラムを自然科学系図書館G1オープンスタジオで開催し,本学学生と附属学校園教職員を含む16名が参加しました。
はじめに,アニバーサリー反応について,次に,曼荼羅について説明した後,各自好きな曼荼羅画を選び,塗り絵を体験しました。参加者には,4種類の曼荼羅画と12色の色鉛筆のほか,希望者には48色の色鉛筆やサインペンも貸し出し,自由に使ってもらい,今後もセルフケアができるように説明しました。
参加者からは,「久々の塗り絵が楽しかった。集中することができてよかった」「一つの作業にひたむきに没頭できる時間をとれて,心が落ち着くことを実感できた」「完成後は,すごく達成感がありました。自分が塗ったものを見て心が癒されます。参加してよかった」「Thank you for today. It’s really fun, and I enjoy a lot」「I feel like I need more time finish it」などの感想が聞かれました。
(※1)“KEYPAT” is an abbreviation of the Kanazawa Educational Yell Psychological Assistance Team.
“KEYPAT”は災害等によって,こころの不調を抱えることになった方々を支援する金沢大学の全学的チーム(公式)です。公認心理師を中心に構成されています。
(※2)アニバーサリー反応:大きな出来事や辛い出来事から1か月,1年,10年などの節目の時期に心身の状態が不安定になる反応。