12月15日,金沢大学教学マネジメントセンターは,文理融合・分野横断のSTEAM教育の一環として,高大接続ラウンドテーブル特別企画「探究・STEAMフェスタ2024~高校生の探究心に火を灯す~」を開催しました。本企画は,探究学習やSTEAM教育をキーワードに,高校生と大学生・大学院学生が相互に学び合う「高大院接続」の場づくりとして企画したものです。北陸3県の高校20校から56名の高校生のほか本学の大学生・大学院学生を含む計104名が参加しました。
はじめに,森本章治教育担当理事による開会あいさつの後,高大接続コア・センターの苅谷千尋特任助教,田中千晶特任助教と先導STEAM人材育成プログラム(KU-STEAM)の学生スタッフによるアイスブレーキングを行いました。次に,社会人ファシリテーターである一般社団法人motibase代表理事の和泉宏氏と学生スタッフによる司会進行で,株式会社mumm 代表/マイプロジェクト福井県事務局の村上純一郎氏らのサポートのもと,大学生・大学院学生によるリアル探究トークや探究などをテーマとした高校生との対話を行いました。さらに,高大接続コア・センターの中野正俊特任助教が,KUGS特別入試制度(※1)や金沢大学STELLAプログラム(※2)などの紹介を通じて,本学における高校生の多様な学びの機会について説明しました。
参加した高校生からは,「今までよく分からず行なっていた探究学習について,やっと自分が知りたいと思える探究課題に出会え,探究の考え方を学ぶことができた」「様々な学校の生徒と話をして物事の見方が変わり,また,大学生の方々と交流することによって自分が探究したいことが明確になった」などの感想が聞かれ,引率者の高校教員や父母などからも今後の継続開催を期待する声が寄せられました。
(※1)KUGS特別入試制度
(※2)金沢大学STELLAプログラム