金沢大学の課外活動団体金沢大学ボランティアさぽーとステーションの学生と顧問で人間社会研究域経済学経営学系の原田魁成講師は,元日に輪島市重蔵神社で行われた初詣行事に関する運営支援に参加しました。被災者を追悼する竹灯籠の制作・点灯などの事前準備や,初詣参拝客へのお祓い,カフェブースの運営など,多岐に渡る活動に携わりました。
12月28日から31日にかけて,竹灯籠の制作として,竹を切り出し,バーナーで艶出し加工した後,ドリルでデザインに沿った穴を開ける作業を行いました。また,重蔵神社の方々と共に,竹灯籠用の竹や門松用の松の枝の伐採作業を実施しました。
元日は,地震で全壊した本殿に代わる仮本殿へお参りしていただくための参拝ブースの準備,重蔵神社名入りの「のぼり」の掲揚,参拝客が休憩できるカフェの運営を補助しました。参拝の方々に,重蔵神社禰宜のご指導の下,お祓いの補助や,カフェでのお茶出しおよび傾聴活動を行い,16時10分の追悼放送終了後には,竹灯籠の点灯作業を支援しました。
鑑賞いただいた方々からは,「すごく綺麗なデザインだった」「この竹灯籠をみて心が癒された」など,多くの心温まる感想をいただきました。
1月2日から3日にかけては,引き続き参拝客へのお祓いを担当し,輪島復興支援団体リガーレと協力して片付け作業などに従事しました。
金沢大学では今後も輪島市重蔵神社などと連携し,被災された方々へのご支援と被災地の復旧・復興に少しでも貢献できる活動を続けていきます。