文化庁連携事業「日伊文化財協力事業ワークショップ」をフィレンツェで開催

掲載日:2012-9-3
ニュース

フレスコ壁画研究センターは,文化庁文化財部古墳壁画室と共同で,日伊の壁画の修復保存に関する研究成果を共有するため,9月3日,4日の2日間にわたり国立フィレンツェ修復研究所でワークショップを開催しました。今回は東日本大震災後の日本が抱える深刻な文化財レスキューの問題について,フィレンツェにおいて1966年のアルノ川氾濫後に大規模な文化財レスキューを行った実績をもつ,同研究所の関係者との活発な意見交換が行われました。

また,ワークショップに先立ち,同研究所内や市内各所に点在する修復ラボ(絵画,彫刻,紙,織物など)を視察し,修復担当者と直接意見交換しました。本学の修復プロジェクトが進行中のサンタ・クローチェ教会では,マリアローザ・ランフランキ専任修復士からジョットの壁画『聖フランチェスコの聖痕拝受』について説明を受けました。

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