日本語教師養成・研修推進拠点整備事業(中部ブロック・金沢大学) 2024年度第2回研究会「共に暮らすための地域日本語教育」を開催

掲載日:2025-2-27
ニュース SDGs
  • 3. すべての人に健康と福祉を
  • 4. 質の高い教育をみんなに

 2月15日,人間社会学域国際学類は,文部科学省委託「日本語教師養成・研修推進拠点整備事業(中部ブロック・金沢大学)」の一環で,金沢大学角間キャンパスにて,第2回研究会「共に暮らすための地域日本語教育」を開催し,対面18名,オンライン40名と多くの方々が参加しました。

 はじめに,金沢大学人間社会学域国際学類4年の板倉さくらさん,能美市国際交流協会の喜多泉会長から,「「生活者としての外国人」と築く『多文化共生社会』とは−石川県能美市における現状と課題から−」として,石川県能美市における多様な外国人住民支援の紹介と,能美市の外国人住民や企業関係者,日本人住民などを対象とした5つの調査結果,そして市民性の概念に基づく『多文化共生社会』のあり方についての発表がありました。

 続いて,金沢大学人間社会研究域国際学系の髙畠智美特任助教,公益財団法人とやま国際センターの高桑康子氏から「誰もが住みよい社会を共に考える生活者日本語教育実践」として,富山県内の,外国人住民が遭遇するさまざまな課題を外国人・日本人双方の課題ととらえ,対話をし,共に考える生活者日本語教育実践と,富山県における地域日本語教育の体制についての発表がありました。

 アンケートの回答には,「北陸の多文化共生が進んでいることに驚いた」「それぞれの地域で行われている事例について,具体的に知ることができてよかった」などが聞かれ,北陸での教育実践をさまざまな人に知ってもらう貴重な機会となりました。

  • 石川県能美市における多様な外国人住民に対しての活動発表
  • 富山県での取り組みを報告する髙畠特任教授
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