3月7日,災害などにおけるこころのケアを目的とした金沢大学の支援チームKEYPAT(※)は,石川県立輪島高等学校を訪問し,2年生が1年かけて取り組んできたグループでの探求授業「街づくりプロジェクト(街プロ)」の成果発表会に参加しました。
このプロジェクトは,生徒による課題発見や主体的な活動を主眼とする「総合的な探求の時間」で進められてきたもので,成果発表会は,活動内容の共有や生徒間交流を目的に輪島高等学校の平野校長が奥能登地区の高等学校の代表チームを招待し,実施されました。
今回の成果発表会では,KEYPATが昨年7月から様子を見守ってきた2年生による街プロの集大成を見ることができました。
ステージ発表では,「輪島高等学校の花火復興プロジェクト」「門前高等学校の獅子舞で門前を活性化」「飯田高等学校の能登のみんなを音楽で元気づけるには?」「能登高等学校の能登健康増進プロジェクト」など,13のテーマによるプレゼンテーションが行われました。午後のポスターセッションでは,29のポスターの前で自由に散策・参観し,KEYPATからも質問や助言を行いました。
KEYPATは,学校保健の知識と学生相談の経験を生かして,今後も能登地区の学校コミュニティを支援していきます。
(※) “KEYPAT” is an abbreviation of the Kanazawa Educational Yell Psychological Assistance Team.
“KEYPAT”は災害などによって,こころの不調を抱えることになった方々を支援する金沢大学の全学的チーム(公式)です。
公認心理師を中心に構成されています。
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街プロ成果発表会の様子
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発表ポスター