3月26日,金沢大学は金沢美術工芸大学と共催で,のと里山空港ターミナルビル内にある大学コンソーシアム石川能登分室にて,能登復興支援イベント“のともっと”の第2弾として「デッサン交流会」を実施しました。このイベントは,美術に関心のある能登地域の中学生・高校生を対象としたデッサンを通じた教育的・心理的支援を目的に企画しました。当日は,中高生16名と美術を専門に学ぶ金沢大学・金沢美術工芸大学の学生15名が,一緒にデッサンしながら楽しい交流の時間を過ごしました。
自己紹介の後,講師を務める学生らが,デッサンの基本である構図の取り方や陰影の表現方法についてレクチャーを行いました。その後,参加者は石膏デッサンと静物デッサンの2つのテーマに分かれ,デッサンを行いました。講師の学生らはデモンストレーションを交えながら,参加者一人一人に丁寧に指導し,参加者らは真剣な表情で熱心に取り組んでいました。デッサン後の振り返りでは,学生が自身の経験を交えながらアドバイスを行うなどの姿も見られました。最後に,参加者全員が描いたデッサンを鑑賞しあい,イベントは終了しました。
参加者からは,「大学生と交流ができる貴重な体験だった。また機会があれば参加したい」といった感想や,「デッサンは初めてだったが,優しくアドバイスをもらい,楽しく描くことができた。やってみると楽しかった」などの声が寄せられました。
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デッサンのレクチャーを受ける参加者ら
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和やかな雰囲気の中,デッサンを通じて楽しく交流
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真剣にデッサンに取り組む参加者ら
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完成したデッサンを手に記念撮影