8月8日,公開講座「調理の科学」を開講しました。
理工研究域物質化学系の国本浩喜教授が,調理の過程における色,固さ,形状の変化は,食品に含まれる物質が関係していると解説。続いて北陸学院大学短期大学部の新澤祥恵教授が,実験により,加賀野菜の金時草に含まれるアントシアンの色の変化を示しました。その後,受講者は,まんじゅうを試食して餡の隠し塩による甘さや,油の含有量が異なるクッキーの風味の違いを確かめました。
本講座は,この日採取して作られたハーブティーを試飲しながら終始和やかな雰囲気の中で行われ,受講者は,調理を科学的に捉え,加工や調理法を工夫することによる“おいしさ”や“栄養”の引き出し方について理解を深めました。
主任講師:理工研究域物質化学系教授 国本浩喜
会場:サテライト・プラザ