10月25日,サテライト・プラザにて,公開講座「イスラーム世界の歴史と文化3 ~生活に根ざした宗教」を開講しました。
「イスラーム世界の歴史と文化」シリーズ第3回目のこの講座は,宗教的・経済的側面から見たイスラーム世界の実際をテーマとしています。初めに,埋蔵文化財調査センターの佐々木花江准教授は,イスラームが平和を願う信仰であると解説し,日常生活における宗教活動について説明しました。続いて,法学系の佐藤尚平准教授が,イスラームと国際政治と題して20世紀の中東の置かれた立場を中心に解説しました。最後に,早稲田大学イスラーム地域研究機構の砂井紫里研究員が,イスラーム社会における飲食規定について説明し,「許された」いう意味を持つ「ハラール」の食品を実際に提示しながら,地域に根ざした豊かな食文化と場に応じた食の選択について紹介しました。
主任講師: 埋蔵文化財調査センター准教授 佐々木花江
会場: サテライト・プラザ