12月5日,「Hokuriku Women Researchers’ Network(HWRN)シンポジウム」を市内で開催し,教職員,学生,市民ら約100名が参加しました。
これは,平成25 年度文部科学省 科学技術人材育成費補助事業「女性研究者研究活動支援事業(拠点型)」の一環として開催したものです。
本事業では,北陸地域の高等教育機関,公設試験研究所,企業等からなる,北陸初の女性研究者ネットワーク「Hokuriku Women Researchers’ Network(HWRN)」を構築し,これまで本学で実施してきた女性研究者支援の取組を北陸地域へ普及,拡大することにより,地域全体での女性研究者・技術者の支援を行っています。
シンポジウム前半では,山崎光悦学長による開会あいさつの後,来賓の文部科学省科学技術・学術政策局人材政策課人材政策推進室長の唐沢裕之氏からあいさつがあり,続いて,女性研究者の優れた成果をたたえるために本学が設けた制度「中村賞」の授与式を挙行し,女性研究者賞を受賞した医薬保健研究域保健学系の稲垣美智子教授,女性研究者奨励賞を受賞した医薬保健研究域薬学系の吉田直子助教と理工研究域物質化学系の酒田陽子助教による受賞講演を行いました。
シンポジウム後半では,CO2からエネルギーをつくる「人工光合成」の研究において,世界をリードする山田由佳氏(ウーマン・オブ・ザ・イヤー2014「リーダー部門」受賞)による基調講演,連携機関の研究者らを交えたパネルディスカッションが行われ,参加者らは北陸地域における若手女性研究者への支援の在り方について理解を深めました。