小中学生を対象に「おもしろ放射線教室」を開催

掲載日:2016-5-23
ニュース

5月7日,学際科学実験センターと(財)金沢こども科学財団は,ふるさと科学者実験セミナー「おもしろ放射線教室」を開催し,金沢市内の小中学生11名が参加しました。

はじめに,放射性鉱物と希元素の研究を行った石川県出身の分析化学者・飯盛里安博士の生涯と,ラドン測定器の開発や石川県長手島での新たな放射性鉱物(長手石)の発見などの業績について説明がありました。その後,参加者らは実際に「はかるくん」やGMサーベイメータなどの各種放射線測定器を使って,放射線の性質(半減期,遮へい効果,放射線の距離と量の関係)を調べ,岩石や鉱石の放射能測定,霧箱の観察,ウランガラスの蛍光観察を体験。午後からはマイクロバスで市内を回り,街中やトンネル内,橋の上,野田山墓地の墓石などの放射線量を測定し,場所によって放射線量が違うことを体験学習するなど,放射線について正しい知識を持ってもらう良い機会になりました。

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