5月21日,サテライト・プラザにて公開講座「城と歴史を活かしたまちづくり」を開講しました。
初めに,人間社会研究域人間科学系の伊藤悟教授が,金沢というまちにおいて,その歴史的環境を維持していくことの大切さ,また新幹線開業で金沢のイメージがどう変化したかについて説明しました。続いて,NPO法人「城郭遺産による街づくり協議会」理事長を務める滋賀県立大学の中井均教授が,全国各地で行われている城を活用したまちづくりを紹介するとともに,それらのまちづくりにより,地域の人が住みやすい環境を作ること,郷土への誇りや愛着を醸成することの大切さについて説明しました。午後は,金沢城周辺の地域に残る各時代の歴史的遺産や,金沢城がどのように地域の中で存在してきたかについての解説があり,3時間半を越えるフィールドワークを行いました。
受講者たちは,汗ばむ陽気の中,熱心に説明を聞きながら金沢城を中心とした金沢の歴史的知識を深めました。
講師:人間社会研究域人間科学系教授 伊藤 悟
滋賀県立大学教授 中井 均(NPO法人「城郭遺産による街づくり協議会」理事長)
会場:サテライト・プラザ