シンポジウム「能登半島地震を振り返る-地震に強い街づくりをめざして-」を開催

掲載日:2008-1-17
ニュース

1月16日(水)金沢大学サテライト・プラザにおいて金沢大学能登半島地震学術調査部会の工学部土木建設工学科の教員グループが,これまでの調査研究活動の中間報告会としてシンポジウム「能登半島地震を振り返る -地震に強い街づくりをめざして-」を開催しました。

このシンポジウムは金沢大学能登半島地震学術調査部会と,北陸3県の産・学・官の道路に関わる土木技術者・研究者で組織されている北陸道路研究会の共催で開催されたもので,本学学生約30名,教職員約15名のほか,北陸3県の土木技術者や一般市民約35名,石川工業高等専門学校環境都市工学科の学生45名の約130名の参加者のもと,能登半島地震の被災事例とその教訓が報告され,地震に強い街づくりのための方策について議論しました。

まず,池本敏和 助教,桝谷 浩 教授,松本樹典 教授,鳥居和之 教授から,それぞれ地盤・宅地被害,落石被害,道路盛土被害,橋梁被害の被害状況と復旧に関する報告が行われました。さらに,池本良子 教授から災害廃棄物の状況,宮島昌克 教授,高山純一 教授から医療施設の被害と救急医療の実態,村田 晶 助教,川上光彦 教授から建物被害と震災復興まちづくり支援計画の報告がありました。

最後に北浦 勝 教授(金沢大学能登半島地震学術調査部会副部会長)がコーディネータとなり,発表者全員からなるパネルディスカッションを行い,地震に強い街づくりのための方策について活発な議論が行われました。また,参加者からも熱心な質問が寄せられました。  今回のシンポジウムは金沢大学能登半島地震学術調査部会の社会基盤施設に関わる研究グループの中間報告会であり,学術調査部会全体の最終報告会が3月8日(土)に金沢大学自然科学研究棟で,1周年シンポジウムが4月20日(日)に輪島市内で予定されています。

FacebookPAGE TOP