9月18日,北信がんプロキックオフミーティングを市内で開催し,がん専門医療人材養成プラン(北信がんプロ)の連携6大学(金沢大,信州大,富山大,福井大,金沢医科大,石川県立看護大)の大学長など学内外から80名が参加しました。
北信がんプロは,2期10年間取り組んだ「北陸がんプロ」を発展させ,北陸三県に新たに長野県を加えたもの。北信地域のがんデータベースの作成に取り組むほか,今回新たなテーマとしてがんゲノム医療,小児・思春期・若年成人世代などの希少がん,高齢者がん対策など各大学の得意分野を生かした教育コースを開設します。
がんデータベースについては北信地域(北陸3県,長野県)にある連携大学の附属病院,がん診療連携拠点病院等と連携し,「障がい者がん」「高齢者がん」「希少がん」などを対象として作成し,がんの種類や年齢分布,初回治療の種類などを分析して,患者の治療や受講生の研究などにつなげます。教育コースは大学院生向けの本科10コースと,社会人向け9コースを用意し,インターネットを利用したeラーニングや,TV会議システムなどを利用したセミナーなどで構成され,セミナーは各大学のTV会議システムが設置された教室や関連のがん診療拠点病院などでも受講が可能となっています。
今回のキックオフミーティングでは特別講演として,国立がん研究センター東病院の大津敦院長が,「わが国からのがん医薬品開発を目指した取り組み」をテーマに,日本発のがん医薬品開発の現状を紹介しました。
※新たな教育コースは平成30年度4月から開講し,一部はこの秋から開講予定となっています。
北信がんプロキックオフミーティングを開催
掲載日:2017-9-28
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