本学大学院医薬保健学総合研究科 御簾博文特任助教，医薬保健研究域医学系 篁 俊成准教授，金子 周一教授を中心とするグループは，肥満のヒトではLECT2 (Leukocyte derived chemotaxin 2)と呼ばれるヘパトカインが過剰に産生され，血液に多く分泌されていることを見出しました。肥満者では，ヘパトカインのひとつであるLECT2 が過剰に産生されるようになり，このLECT2 が筋肉でインスリン抵抗性を誘導することで糖尿病が発症しやすくなると考えられます。今回の発見により，LECT2 の働きを下げる治療や薬剤の開発が糖尿病に対する治療につながると期待されます。
この研究成果は米国糖尿病学会誌「Diabetes」のオンライン版に1月29日10時（米国東部標準時間）に掲載されました。
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