10月14日,東京都内にて,平成29年度初等中等教育におけるGIS(※1)を活用した授業に係る優良事例表彰の表彰式が開催され,本学人間社会研究域人間科学系の伊藤悟教授が,国土交通大臣賞の贈呈を受けました。
これは,地理空間情報およびGISの普及・展開の契機にすることを目的として,初等中等教育現場においてGISを実践的に活用した先導的な教育に取り組んでいる教員やグループを表彰するもので,平成22年から行われています。
伊藤教授は,20年間にわたりGIS活用に向けたさまざまな取り組みを行ってきており,今回,これらの取り組みが総合的に評価され,受賞となりました。
引き続き行われた講演では,伊藤教授が,高校の教員などを対象としたGIS講習会の開催やGISとAR(※2)を組み合わせた新たな利用方法の開拓など,これまで行ってきた取り組みを紹介しました。
※1 Geographic Information System(地理情報システム):地理的な把握または分析を可能とするために,位置に関する情報を持ったデータを総合的に管理・加工し,視覚的に表示するシステム
※2 Augmented Reality(拡張現実):目の前の事物に関わる追加情報をスマートフォンやタブレット端末などを通じて提供する技術