12月16日(土),国際基幹教育院高等教育開発・支援部門は,金沢大学教育関係共同利用拠点事業「教育改善・大学の組織開発を支える研修人材育成拠点」における取り組みの一つとして「SD(スタッフ・ディベロップメント)リーダー養成プログラム-1st half デイタイム型研修-」を金沢学生のまち市民交流館にて開催し,全国の国公私立大学・短期大学の職員11名が参加しました。
午前中のサイエンス・スキルプログラムでは,国際基幹教育院GS教育系の垣内康孝教授が,「教育改善・大学の組織開発にむけて,『科学研究者的思考』はどう活かせるか?」というタイトルで,各大学の担当者がSDプログラムを企画・運営・評価する上で必要なスキルとなる「科学研究者的思考」について,参加者がワークショップ形式で学ぶ機会を提供しました。「ケースメソッド体験学習プログラム」では,スーパーグローバル大学企画・推進室の松村典彦専門職員がケースメソッド型研修のファシリテーター役を務め,大学図書館24時間開館サービスを巡る管理職員の葛藤をテーマにしたケースを基にワールドカフェ形式のワークショップを行いました。「ケースライティングプログラム」では,国際基幹教育院高等教育開発・支援系の上畠洋佑特任助教が,SDリーダーがケースを書く目的やメリット,更にケースの書き方について講演した後に,参加者がグループワークとしてこれから作成するケースの概要について検討する時間を設けました。
各グループで作成したケースは,2月3日から4日にかけて実施する合宿型SDリーダープログラム初日の夜に,ケースメソッド型ワークショップの教材として用いられます。また,本研修から継続して合宿型研修に参加する方には,作成したケースを用いて実際にSD研修を運営していただく予定となっています。