附属病院の藤田崇志助教および医薬保健研究域医学系の山岸正和教授と,鹿児島大学,高知大学,北海道大学,山口大学,国立循環器病研究センター,東京大学の研究グループは,心筋の収縮に関連した蛋白の遺伝子異常を有する心臓肥大患者では,高血圧のみが原因である心臓肥大患者と比較して,より多くの不整脈や心不全が発生することを発見しました。今回の発見は,心臓肥大患者における遺伝子解析の重要性を示すとともに,遺伝子解析が心臓肥大患者の病状悪化の予測に貢献しうると期待されます。
本研究成果は米国の医学専門誌『Journal of American College of Cardiology-Heart Failure』のオンライン版(日本時間12月3日付)に掲載されました。
心臓肥大患者における遺伝子解析の重要性を証明
掲載日:2013-12-3
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