7月14日から16日の3日間にわたり,地域「超」体験プログラムの珠洲合宿が珠洲市三崎町を中心に行われ, 1年生34名が参加しました。このプログラムは平成26年度にスタートし,今年で5年目となります。
共通教育科目である「地域『超』体験プログラム」は,事前講義(3回),合宿(2泊3日),事後講義(1回),最終レポート作成・提出で構成されています。己を鍛え,己を磨き続ける学生生活を送るために,仲間と苦楽を共にする環境下で,知力・精神力の重要性と多様な価値観の存在,社会の構成員の一人であることを認識し,「人間力」の強化を目指します。
今回の珠洲合宿では,坐禅体験や保全林の下草刈り,民泊体験,珠洲市長の講演,山崎光悦学長や柴田正良理事の講義が行われました。また,千葉市から移住した珠洲市役所の長江健太氏からは,実行委員会の一員として運営に携わった「奥能登国際芸術祭2017」で地域を盛り上げるために活動した話を伺い,参加者らは地域に根差した多様な生き方について理解を深めました。
2日目の下草刈りは,強い日差しの中での過酷な作業となりましたが,仲間と共に助け合いながら汗を流しました。民泊体験では,珠洲の人々の温かさに触れるとともに,事前講義で学習した内容をもとに民泊先の方と意見を交わし,地域への理解をさらに深めました。最終日の民泊報告会では,「実際に足を運んで分かったことがたくさんあった」「異なる地域や年代の人々と話をすることの面白さや難しさを知った」などの報告があり,地域の魅力を発見するとともに自身と向き合う貴重な機会となったようです。続いて,珠洲市の泉谷満寿裕市長から珠洲市の課題および取り組み状況についての講演がありました。今後,事後講義を行い,最終レポートを提出することで共通教育科目1単位が付与されます。
地域「超」体験プログラムは,今年度4回の実施を予定しており,次回は9月28日から30日にかけて能登町小木地区で実施されます。